トレンドフォローでトレードをするうえで、「波の考え方」をより深く理解することはとても重要です。
チャートの波形や大衆心理について触れてきましたが、今回はその波をより構造的に捉えるための考え方として、エリオット波動を整理していきます。
エリオット波動は難しく感じられることもありますが、本質はシンプルです。波の流れを理解することで、どこを狙うべきかが見えやすくなります。
エリオット波動とは何か(基本構造)
ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した
株式投資について推進5波・修正3波のサイクルで未来の相場を予測するテクニカル理論。
エリオット波動は相場の波の構造を表している
エリオット波動とは、相場の動きが一定のパターンで繰り返されるという考え方です。
トレンドは一直線に進むのではなく、上がったり下がったりを繰り返しながら進んでいきます。その動きを「波」として捉え、構造として整理したものがエリオット波動です。
複雑に見える値動きも、波として分解することでシンプルに考えられるようになります。
エリオット波動を理解することで何がわかるのか
エリオット波動を理解すると、現在の相場がどの段階にあるのかを考えられるようになります。
今がトレンドの途中なのか、それとも一時的な調整なのかを区別できるようになることで、無駄なエントリーを減らすことができます。
また、どの方向を狙うべきかも明確になり、トレードの判断に一貫性が生まれます。
チャートの見え方が変わる理由
これまでバラバラに見えていた値動きも、波として見ることで意味のある動きに変わります。
「なぜここで止まったのか」「なぜここで動き出したのか」といった理由を考えられるようになり、チャートの理解度が大きく変わります。
単なる形ではなく、流れとして相場を見ることができるようになります。
トレンドは波の連続でできている
トレンドは、一方向の山と谷の連続的な波が継続してる状態。継続が終わればトレンド転換に。
トレンドは波が連続することで形成される
トレンドは一方向に進み続けるわけではなく、推進と調整を繰り返しながら進んでいきます。
上昇トレンドであれば、上昇→押し→上昇という流れが繰り返され、全体として上に進んでいきます。
この「波の連続」がトレンドの正体です。
時間足ごとに異なる波が存在する
チャートには複数の時間足があり、それぞれに異なる波が存在しています。
短い時間足では細かい波が見え、長い時間足では大きな波として捉えることができます。
そのため、ひとつの時間足だけで判断するのではなく、複数の時間足を組み合わせて考えることが重要になります。
エリオット波動はすべてを正確に当てるものではない
エリオット波動は便利な考え方ですが、すべての波を正確に当てるためのものではありません。
あくまで「どのような流れになりやすいか」を考えるための指標です。
完璧に当てようとするのではなく、シナリオを考えるためのツールとして使うことで、トレードに活かしやすくなります。
